コーチングビジネスをしてみようと思った時に「自分に向いているビジネスなのか」と考えたことはありませんか？残念ながら本業でも向き不向きがあるように、コーチングビジネスに向いている人、向いていない人がいるんですよね。
また、コーチングを受けるのに向いている人、向いてない人も当然いるんです。
本記事では、コーチングビジネスに向いている人、向いていない人、コーチングが必要な人の特徴についても解説していきます。
コーチングビジネスに向いている人5つの特徴
コーチビジネスに向いている人の性格上の特徴を5つにまとめました。
- 人の話を聞くのが好きな人
- 人の気持ちに敏感な人
- 人を応援・支援するのが好きな人
- 人間観察が好きな人
- 寛大な思考ができる人
そもそも、コーチングは「クライアントさんの目標達成をサポートし幸せになれるよう貢献する」ことです。
コーチとして活躍するには、クライアントさんの話を聞き、クライアントさんの答えを引き出すスキルが欠かせないんですよね。
ここでは、コーチングビジネスに向いている人の特徴を1つずつ詳しく確認していきましょう。
人の話を聞くのが好きな人
人の話を聞くのが好きな人は、コーチングビジネスに向いていると僕は考えます。
なぜなら、コーチングはクライアントさんの話を聞いた上で、気付きを与えてサポートする仕事だからです。
また、人は自分に興味を持って話を聞いてくれている人には心を開いて話す傾向があるんですよね。
人の話を聞くのが好きな人・得意な人は、人に興味を示すのが特に上手ですよね。
さらに、人の話を遮ることなく最後まで聞き役に徹するので、その分話を引き出すことができるんです。
クライアントさんにとっても、話を親身に聞いてくれるのは安心感に繋がり、クライアントさんとの信頼関係も構築しやすくなるでしょう。
人の気持ちに敏感な人
人の気持ちに寄り添えるような敏感な心を持っている人も、コーチングをビジネスにしやすいと言えるんですよね。
コーチングにはクライアントさんに対する共感や理解が欠かせなくて、人の気持ちに寄り添う機会がとても多いんです。
クライアントさんのちょっとした心境の変化や気持ちに配慮できたり、敏感に反応したりできると、サービスの品質や満足度向上に繋がるでしょう。
人を応援・支援するのが好きな人
誰かのサポートに回るのが好きな人や、裏方として支えるのが性に合う人も、コーチングをビジネスにできるでしょう。
コーチングの目的は、クライアントさんの目標達成や成功を応援・支援することなんです。なので、人の成功を素直に喜べず、サポートに対して見返りを求めてしまうような人は、コーチングが向いていない可能性があります。
成功をともに喜び合えて、他者貢献・ギブの精神が強い人であれば、コーチングビジネスを成功させられますよ。
人間観察が好きな人
人の気持ちに敏感なだけでなく、人に興味がある場合にもコーチングが向いています。
人間観察が好きな人は、クライアントさんの変化にも瞬時に反応できるんですよね。
コーチングにおいてはクライアントさんとの信頼関係の構築がとても大切で、ポジティブな変化に対する気づきと声かけができると、良好な関係を築きやすくなるでしょう。
クライアントさんの変化に気づいてあげられるほど、コーチングの成果も出やすくなります。
なので、観察力のある人はコーチングをビジネスにしてみるといいんじゃないかなと僕は思いますね。
寛大な思考ができる人
さまざまな価値観や考え方に対して寛大に受け止められる思考力があると、コーチングがしやすくなりますよ。
クライアントさんにはそれぞれのバックボーンがあり、価値観は千差万別ですよね。
コーチとしては、クライアントさんの考え方を尊重しながら、目標達成・実現させたい未来に近づくためのサポートを提供するといいかなと思います。
クライアントさんの考え方を否定するのではなく、受け止めた上で適切なフォローアップができる人は、コーチングビジネスが向いているでしょう。
「そもそもコーチングビジネスって何なの？」と疑問に思う方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事：コーチングを仕事にする方法とは？仕事内容や収入を徹底解説
コーチングビジネスに向いていない人3つの特徴
コーチングビジネスに向いている人がいれば、残念ながら向いていない人もいます。
コーチングビジネスに向いていない人の性格上の特徴を3つ紹介します。
- 人の話を聞くのが苦手な人
- アドバイスをしたい人
- 安定思考でリスク回避したい人
それぞれに関してもしっかり確認して、あなたがコーチに向いているのか、向いていないのか参考にしてみてください。
ただし、当てはまるからといって、あなたがコーチに向いてないわけでもありません。
行動次第では、あなただからこそできるコーチングを提供できますよ。
人の話を聞くのが苦手な人
あなたが話を聞くよりも話すほうが好きなタイプであれば、コーチに向いていないかもしれません。
そもそも、コーチングはクライアントさんの話を丁寧に聞いて、目標達成をサポートし、幸せになれるよう貢献する仕事です。
あなたが人の話を最後まで聞けずに話を遮ってしまう人や、会話の主導権を奪ってしまうような人であれば、コーチに向いていない可能性があります。
コーチには、クライアントさんが抱える深い思考部分を引き出す傾聴力が求められます。
なので、人の話を聞くのが苦手な人はコーチに向いていないことが多いんですよね。
アドバイスをしたい人
コーチングは、クライアントさんにアドバイスをすることが仕事ではないんですよね。
あくまでサポート役として、クライアントさん自身の考えに基づき行動を促すことがコーチの役割なんです。
なので、クライアンさんに求められていないのに、ついアドバイスをしてしまうような人はコーチングビジネスに向いていないかもしれません。
よくいう世話焼きタイプの人や面倒見がいい人も、一見するとコーチに向いていそうですが、アドバイスをすることがコーチングの本質ではないんですよね。
アドバイスをしたがりな人は、コーチングよりもティーチングやコンサルティングをビジネスにしたほうがよい可能性があります。
安定思考でリスク回避したい人
安定思考でリスク回避の傾向が強い人も、コーチに向いていないかもしれません。
コーチングを受けるクライアントさんは、目標を達成させるために時には挑戦したり、リスクを取ったりしています。
このようなクライアンさんの性格に対して、もしあなたが同意・共感・後押しできないような性格を持ち合わせていると、コーチとしての役目を果たせない可能性があるんですよね。
あなたの性格が石橋を叩いて渡るような場合は、コーチングビジネスは向いていないかもしれません。
コーチングに必要な5つのスキルとは
コーチングする上で必要なスキルをまとめました。
- 傾聴力
- 共感力
- 質問力
- 観察力
- 承認力
傾聴力
「傾聴力」は、クライアントさんが伝えたい事を理解するために欠かせないスキルですね。
コーチングは「クライアントさんの話を聞き、目標達成をサポートし、幸せになれるよう貢献する」仕事でした。
なので、あなたの価値観は置いておいて、クライアントさんの話に熱心に耳を傾けることが求められるんですよね。
あなたが、クライアントさんが何を必要としているのか深く理解し、話しやすい環境であるかなどを意識する必要もあるでしょう。
また、クライアントさんの話を聞きながら頷いたり、会話のスピードを合わせたりして、クライアントさんの話に理解を示すことも重要ですよね。
クライアンさんが伝えたい事を理解するために、傾聴力は必要なスキルの一つと言えるんじゃないでしょうか。
共感力
「共感力」はクライアントさんに寄り添うために必要と言えます。
なぜなら、クライアントさんは自分の話に共感してくれる人に親近感を持つからなんですよね。
クライアンさんがコーチに対して親近感を持つようになると、クライアントさんはどんどん話をしてくれます。
深くうなずいたり「お気持ち、わかります」など相槌を打つように心がけ、クライアントさんの考えを理解するようにしましょう。
クライアントさんの気持ちに寄り添うために、共感力もコーチングに欠かせないスキルの一つだと僕は考えています。
質問力
「質問力」はクライアントさんの話を深掘りして、気付きを与えるのに必要なスキルですよね。
クライアントさんは、コーチとの対話を重ねるなかで、自分の答えを導き出します。対話の中で導いた答えがクライアントさんの気付きとなり、目標とする未来に近づけるんです。
クライアントさんに気付きを与えるためには、「5W1H」を使った質問が大事だと僕は考えます。
5W1H
|
考えを深掘りできるオープンクエスチョンだけでなく、「Yes／No」で答えられる質問も、クライアントさんとの最初の信頼関係を築くには有効ですよね。
観察力
「観察力」は、クライアントさんの変化に気付くために必要なスキルではないでしょうか。
クライアントさんは、あなたとのセッションを重ねて対話を繰り返す中で少しずつ変化していきます。
あなたがその変化に気付き、クライアントさんに伝える事で、クライアントさん自身の変化に対する自信にもつながりますよね。
さらに「なぜクライアントさんはその話をしているのだろうか」など話の意図を読み取ったり、非言語（呼吸や無意識で行っていることなど）を読み取ったりする必要もあります。
クライアントさんのささいな変化に気付くためにも「観察力」は必要なスキルといえるんじゃないでしょうか。
承認力
「承認力」は、クライアントさん自身の成長を感じてもらうために欠かせないスキルといえます。
セッションしていく中でクライアントさんの日々の変化に気づく観察力に加えて、あなたがクライアントさんにちゃんと伝える承認力があると、クライアントさんの自信に繋がりますよね。
セッションの中でよくなった点、変化した点などを伝えて、クライアントさんの努力や成長を認めることで、クライアントさんの承認欲求が満たされ自信につながります。
ほかにも、クライアントさん自身に振り返ってもらい、気付きを与えるのもいいでしょう。
その過程・成長を認めることがコーチングには必要ですよね。
プラスαであるといいスキル
コーチングに必要なスキルにプラスαであるといいスキルも紹介します。
- 「心理学」などの専門的なスキル
- 提案スキル
- フィードバックスキル
- コーチング業界のマナー
コーチングビジネスは女性が向いている？
コーチングビジネスは女性に向いているビジネスともいえます。
コーチのほとんどは男性というイメージをもたれているかもしれませんが、実は、前章でお伝えした必要なスキルなどはすでに女性に備わっていることが多いんですよね。
基本的に、男性の性格は問題解決型であり、反対に、女性はこまやかな感性を持っている傾向にあるといえます。
また、女性は身なりに気を遣っているので相手の変化にも敏感で、さらにおしゃべりが好きです。
クライアントさんも女性だと打ち解けやすく、安心して話せるという傾向にあります。
このようなことから、コーチングビジネスは女性に向いているといえるんじゃないでしょうか。
コーチングが必要な人と必要でない人の特徴
人によってもコーチングが必要な人、必要でない人の特徴があります。
コーチングが必要な人にセッションを行うと変化が表れやすいので、あなたのコーチとしての感覚も掴みやすくなるんじゃないでしょうか。
コーチングを始めて集客する際に、必要な人にフォーカスするのもコーチとしてのスキルアップの1つになるでしょう。
コーチングが必要な人の特徴
コーチングが必要な人の特徴をまとめました。
- 客観的なアドバイスがほしい人
- 起業したい人
- 自身のビジネスを成長させたい人
- 漠然と不安や悩みがある人
自分を客観的に見れなくて困っていたり、ビジネスの壁打ち相手を探していたりする人には、コーチングが必要なケースが比較的多い傾向にあるんですよね。
もちろん、「言葉にできない不安をすっきりとさせたい」などの悩みは、コーチングによって言語化できるようになるでしょう。
コーチングが必要でない人の特徴
コーチングが必要でない人の特徴を見ていきましょう。
- 自主性がない人
- 成長を求めていない人
- コーチとの関係性を構築できない人
内向的な人はコーチングが必要ない可能性があるんですよね。
ただ、これらの特徴に当てはまる人はコーチングをしても響かない可能性があるだけで、絶対に必要ないわけではないんです。
コーチング初心者の時は、必要そうな人から始めて実績を積んでいくのも1つの方法なんじゃないかなと思います。
コーチングが向いている人は副業にチャレンジ
コーチングが向いているのでは？と思ったあなたは、副業からチャレンジしてみましょう。
コーチングを副業にするメリット
コーチングを副業にするメリットをご覧ください。
- 資格取得などの初期費用がかからない
- 利益率が高い上に、短時間でも高収益を期待できる
- 在庫を抱えないため赤字のリスクもない
- 季節変動や環境による需要の変動がない
副業を始めるとなると、商品などの在庫、コーチングについて勉強するための時間や資格取得など、初期に準備するための期間がほとんどいらないのがコーチングのいいところですね。
また、こちらでコーチングの副業としての始め方についてまとめています。
副業コーチングの成功事例
僕の塾生さん達の中で、副業コーチングで成功した事例を紹介します。
- ライフコーチ（自己啓発系）
- ダイエットコーチ
- 恋愛コーチ
- 英語コーチ
- ITサポートコーチ
コーチングはあなたの得意分野や強みを活かせる事が多いので、副業からスタートすることをオススメします。
また、僕の塾生さんの事例として、副業からコーチング1本で起業され成功された方のインタビューをまとめていますので、ぜひご覧ください。
関連記事：【IT/パソコンサポート起業家 成功事例】受講後1ヶ月で55万円、4ヶ月で150万円の売上達成！
【まとめ】コーチングに向いている人の特徴を意識してみよう
ここまでコーチングに向いている人、向いていない人の特徴について解説してきました。
コーチとして向いている人の特徴をおさらいしましょう。
- 人の話を聞くのが好きな人
- 人の気持ちに敏感な人
- 人を応援・支援するのが好きな人
- 人間観察が好きな人
- 寛大な思考ができる人
コーチに必要なスキルは、以下の5つでしたね。
- 傾聴力
- 共感力
- 質問力
- 観察力
- 承認力
もちろん、特徴が当てはまらないからといって、あなたがコーチに向いていないわけではないですよ。
コーチとして必要なスキルやあなたの性格を意識するだけでも、各段に変化があるでしょう。
ぜひあなたの性格や強みを活かしたコーチとして、コーチングビジネスにチャレンジしてみてくださいね。