コーチングに興味はあるけれど「コーチングで稼ぐにはどうしたらいい?」「コーチングで本当に稼げるの?」のように悩む人も多いのではないでしょうか。
コーチングで稼ぐためにはコツがあります。コーチングで稼げるコツと稼げない人の特徴を知ることは、コーチング事業を成功させることにつながります。
本記事では、以下の内容を詳しくまとめました。
- コーチングで稼ぐコツ
- コーチングで稼げる人と稼げない人の違い
- コーチングのメリットとデメリット
また、コーチングの始め方の基本的な情報や、どのくらい稼げるのかも解説しています。コーチングで稼ぎたい人はぜひ参考にしてください。
コーチングで本当に稼げるの?
結論からいうと、コーチングビジネスで収益を上げることは可能です。
コーチングの収益は実質的に青天井であり、5万円くらいなら誰でも稼げるでしょう。
SNSやインターネットなどをうまく活用し、自身の認知度と信頼を上げていくと、コーチングで稼げるようになります。
もちろん、収益化することは簡単なことではなく、試行錯誤しながら行動し続けることも非常に重要です。
コーチング稼げるようになるまでの期間
コーチングで稼げるようになるまでの期間は、最短で1ヶ月ほどです。
- コーチングに関する書籍を数冊読んで学ぶ
- 学びながら知人を中心に営業をかける
- まずは無料または超低単価でコーチングをさせてもらう
- 継続してもらえる場合に単価を少しずつ上げていく
書籍のインプットと営業を同時並行で2週間以内に行い、後半2週間で初回または継続的なコーチングを実践していけば、最短1ヶ月でも稼げるようになります。
もちろん、1ヶ月という短い期間で成果をあげるには、とにかく行動することが重要です。
稼げるようになるまでの期間は、「行動量」で決まるといっても過言ではないでしょう。
コーチングは副業でもできる?
コーチングは副業でも稼ぐことができます。
むしろ、いきなり独立するのはリスクが大きいので、副業から始めたほうがよいでしょう。コーチングは1回30分〜60分ほどの時間を利用して、クライアントにコーチングをおこないます。
そのため、日中に時間的な制約があったとしても、平日の仕事終わりに1時間程度を確保できれば、副業としてコーチングを始められるのです。
仮に、1セッション単価が5,000円の場合、平日に1件のコーチングをした場合の収入目安は以下のようになります。
- 1時間5,000円×平日5日=25,000円
- 4週間×25,000円=10万円
コーチングの単価を1万円にできれば、副業収入20万円も目指せます。会社の残業を切り上げて副業に充てれば1時間程度の時間は確保できるので、副業コーチングで稼ぐのは再現性が高いといえるでしょう。
コーチング副業の具体的な始め方を知りたい方は、下記の記事からご覧ください。
コーチングで稼げる金額相場は?
コーチングで稼げる金額は価格設定や稼働時間にもよりますが、月収100万円を越える人もいます。
ジャンルにもよりますが、コーチングの価格相場は1セッション60分で3,000〜10,000円ほどで、実績次第で単価をあげることも可能です。
ここでは、1セッション60分の価格が10,000円と仮定した場合、1週間の収入がどのくらいになるか見ていきましょう。
平日に稼働した場合 | 休日のみ稼働した場合 |
1時間10,000円×5日=50,000円
1ヶ月の収入 50,000円×4週間=20万円 |
1時間10,000円×2日=20,000円
1ヶ月の収入 20,000円×4週間=8万円 |
仕事終わりの平日にコーチングを1時間ずつおこなうと月収は20万円になり、休日のみ稼働した場合でも、8万円ほど収益をあげられます。
もちろん、実績を積んでセッション単価を2万円、3万円と上げていくと、収益を倍増させられます。
副業収入で20万円稼げれば、独立も視野に入るでしょう。
コーチングで稼ぐまでに行う3つのステップ
コーチングで稼ぐために必要なステップは3つあります。
- コーチングスキルを学ぶ
- 何をコーチングするか戦略を立てる
- 集客してサービスを知ってもらう
上記のステップを踏むことはコーチングを成功させるために重要となります。
ステップ①コーチングスキルを学ぶ
コーチングをするにあたり、まずは「コーチングとは何か」を知る必要があります。
コーチングに関する書籍を数冊読んだり、必要に応じてコーチングスクールや講座を検討したりしても良いでしょう。
コーチングに関する書籍は、まずは自分が読みやすいものを手に取り読み進めていくことをおすすめします。スクールや講座は費用がかかるため、書籍に物足りなさを感じ、さらに学びたいという意欲がある場合に、予算に合わせて検討しましょう。
コーチングについて基礎を学ぶことで自信がつくだけでなく、本質を理解してコーチング事業を提供できるようになります。
ステップ②何をコーチングするか戦略を立てる
コーチングについて書籍やスクールなどで学んだら、自分のサービスをクライアントに提供するための戦略を立てます。
戦略というと難しく聞こえるかもしれませんが、まずは以下の3つを決めていきましょう。
- コーチングするテーマ
- ターゲットの設定
- 料金体系
戦略を決める際は、既存のコーチングサービスをヒントに、自分なりのアレンジを加えて考えると決めやすくなります。
「誰に」「何を」「どのように」「いくらで」提供するか決めて、サービスを提供したいクライアントに届けるためにも綿密と戦略を立てましょう。
コーチングを仕事にする方法をもっと詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
⇒コーチングを仕事にする方法とは?仕事内容や収入・なり方を徹底解説
ステップ③集客してサービスを知ってもらう
自分のサービスを利用してもらうには、集客してサービスについて理解してもらわないと何も始まりません。
SNSやココナラなどのマッチングサービス、自身のWebサイトなどを通じて、クライアントに自分のサービスを宣伝しましょう。
最初は実績や肩書きもないので、友人や知人に協力してもらい、無料でコーチングを受けてもらうのもおすすめです。フィードバックを受けながら実績を積むことで、確実に成長できるでしょう。
コーチングの集客に関する詳細は、以下の記事をご覧ください。
⇒失敗しないコーチング集客方法!失敗する人の特徴4選と5つの成功事例
コーチングで稼ぐ4つのコツ
コーチングで稼ぐコツは、大きく分けて4つあります。
- ブレないビジネスプラン・戦略を持つ
- ほかのコーチングサービスとの差別化を徹底する
- コツコツと信頼を獲得する
- 安売りしない
稼ぐコツを知ったうえで実践していくことで、着実に収益を伸ばしていけるでしょう。
ブレないビジネスプラン・戦略を持つ
コーチングで稼ぐためには、ブレないビジネスプランと戦略が必要です。
漠然と「コーチングで稼ぎたい」ではなく、「コーチングを通してクライアントにどうなって欲しいか」を明確に考えましょう。クライアントに与えられる価値を明確にしないと、コーチングの方向性がブレてしまいます。
ほかにも、ブレない軸がないと、提供するサービスの質や顧客満足度が下がってしまう可能性もあるでしょう。
クライアントを満足させられないサービスを提供していると信頼を失いかねず、結果的に収益が下がることに繋がります。そのため、ブレないビジネスプランと戦略を持つことは非常に重要です。
ほかのコーチングサービスとの差別を徹底する
競合と同じサービスを提供しているだけでは、価格や実績が優れているほうにクライアントが流れてしまうため「徹底した差別化」も重要です。
どんなに優れたサービスでも、競合と同じマーケットで戦ってしまうと優位性は出しづらく、消耗戦になりかねません。
自分が提供するサービスを顧客に認知してもらうためにも、テーマを細分化して、競合が提供していないサービスを見つけることが大切です。
競合のサービスを徹底的に分析して、自分にしか出せない「ウリ」をサービスとして提供できれば、顧客から自然と選ばれるようになるでしょう。
コツコツと信頼を獲得する
コツコツと積み上げてきた実績は、顧客から信頼される一つの要素になります。
コーチング事業を開始して間もない時期は、信頼を獲得するためにもコツコツと実績を積み上げ、「コーチング=怪しい」という印象を払拭していきましょう。
また、プロフィールの内容が乏しく、コーチの詳細がわからないと、クライアントから怪しまれてしまいます。プロフィールの内容はできる限り詳しく記入し充実させることはもちろん、顔写真を入れると顧客に安心感を与えられるでしょう。
安売りしない
実績がない時期を除いて、コーチングサービスを安売りしないようにしてください。
コーチングを安売りすると収益をあげることが難しく、「薄利多売」を目指す必要があります。
顧客はあなたが提供するコーチングサービスに価値があると感じて料金を支払うため、価格に見合う価値を提供できるように料金を設定することが重要です。価格を安くするのは期間や回数を決めて、ある程度の実績を積めたら価格設定を見直しましょう。
コーチングで稼ぎたいのであれば、高い満足度を得られる高品質なサービスを正当な価格で提供するのがポイントです。
コーチングで稼げる人と稼げない人の違い
コーチングで稼げる人と稼げない人には、以下の明確な違いがあります。
- すぐに行動できるか
- オリジナリティを出せるか
- お金のマインドブロックを外せるか
コーチングで稼げる人の特徴を知り、稼ぐために必要な点を取り入れることで、あなたも稼げるコーチになれるでしょう。
すぐに行動できるか
コーチングに限ったことではありませんがすぐに行動できる人ほど稼げます。
コーチングスキルや資格取得に多くの時間を割く必要はなく、稼ぐためにどれだけ行動できているかが重要です。
稼げるコーチはすぐに実践し、稼げないコーチは「自信がない」「自分にはまだスキルが足りない」などの理由で学び続ける傾向があります。要するに、稼げない人はいつまでも行動できない人です。
一方、稼いでいる人は実践しながらたくさん失敗し、失敗を学びに変えながら試行錯誤を繰り返しています。
実際にコーチング事業をやらないと分からないことも多いため、「やりながら覚える」つもりでどんどん行動していきましょう。
オリジナリティを出せるか
コーチングで稼げる人は、自分の強みを活かして「オリジナル性」の高いサービスを提供して、競合と差別化できています。
コーチングに限らず、競合と同じようなサービスを提供していては、実績や価格などで選ばれない可能性があります。
選ばれるコーチングサービスは、「そのコーチからコーチングを受けたい」と思わせる魅力・ポイントが必ず存在します。言い換えると、稼げないコーチングはよくあるサービスでしかないのです。
コーチングに限った話ではありませんが、商品・サービスを差別化して、必要とする見込み客にアプローチできれば、稼げるようになります。
お金のマインドブロックを外せるか
稼ぐために必要な考え方の一つに、お金に関する「マインドブロック」があります。
マインドブロックとは、自分自身の考え方(=マインド)に対して否定的(=ブロック)な考えをしてしまうことです。
「実績がないから無料・破格でコーチングを請け負う」「お金をもらう・稼ぐことはよくない」といったマインドブロックを外せる人は、稼ぐことのできる人だといえます。
特に、価格に見合う価値があると自信を持てない限り、オリジナルの高額商品やサービスを提供できないでしょう。
お金を稼ぐことは決して悪いことではないため、マインドブロックを外して自身のサービスを「適切な価格」で顧客に提供することが大切です。
コーチングで稼ぐ3つのメリット
コーチングで稼ぐメリットは、主に以下の3つです。
- 受注単価が高い
- 在庫リスクを抱えない
- 本業のスキルを活かせる
それぞれ確認していき、コーチングで稼ぐメリットを踏まえて準備を進めましょう。
受注単価が高い
コーチングは受注単価が高いという特徴があります。
コーチングは「30分〜1時間で1万円」というような価格設定ができるため、受注単価は比較的高いです。そして、実績が増すほど単価を上げられるため、副業として始めるには非常にコスパが良いでしょう。
実績を積むために、始めたては単価が低い状態で始める人も多いですが、ある程度の実績を積んだ後は価格の見直しをおこない、単価を上げていくのがポイントです。
在庫リスクを抱えない
コーチングは自分自身がサービス提供者であるため、在庫を抱えるリスクがありません。
せどりや物販などは在庫を抱えるため利益率が下がってしまいますし、在庫管理や仕入れなど細かい管理も必要です。
しかし、コーチングは利益率がほぼ100%であることや、自分自身がサービスの提供者であることから初心者でも始めやすいビジネスといえるでしょう。
本業のスキルを活かせる
コーチングは本業で培ってきたスキルや経験を副業のコーチングとして活かせます。
コーチングは必ずしも資格を必要としないため、特定の分野について自分が経験したことやスキル自体が大きなステータス・差別化要素になります。
顧客はあなたからコーチングを受けたいと思い依頼するため、本業で培った経験やスキルはそのまま大きな武器になるでしょう。
逆に、コーチングを通して培った経験やスキルを本業に活かせるため、相互作用が働く点でも大きなメリットになります。
コーチングで起業する場合の方法に関しては、下記の記事をご覧ください。
コーチングで稼ぐ際のデメリット
コーチング事業を始めるとたくさんのメリットがあります。しかし、デメリットや注意すべきことがあるということも念頭におかなくてはいけません。
- 軌道に乗るまでは時間がかかる
- 顔出しできないと信頼を獲得しづらい
軌道に乗るまでは時間がかかる
コーチングで稼げるようになるには時間がかかる場合があります。
コーチングサービスを提供するためにスキルや経験があるとしても、コーチングそのものを学ぶ必要があります。
また、実績を取得するまでは無料・格安で仕事を請け負う時期があるため「短期間で稼ぐ」ことは難しいです。
コーチングについてしっかり学び、実績を積むまで時間がかかってしまいますが、下積み期間を越えられれば、徐々に稼げるようになるでしょう。
顔出しできないと信頼を獲得しづらい
コーチングサービスに対して漠然とした怪しさを払拭させるためには、顔出しをする必要があります。
必ずしも顔出しをする必要はないですが、顔出しはほぼ必須といえるでしょう。自分自身の情報を開示しない限り、クライアントの信頼を獲得することは難しいです。
顔出しに抵抗があるかもしれませんが、クライアントの悩みを解決したい想いで自身のサービスを提供したい、まとまった額を稼ぎたいのであれば、顔出しは必須と言えるでしょう。
【まとめ】コーチングで稼ぐならスキルを学ぶことから
コーチングは起業するのはもちろん、副業でも十分に稼ぐことができます。ただし、稼げるようになるまでに時間がかかるため、まずは副業から始めるのがおすすめです。
コーチングで稼げるためのステップをおさらいします。
- まずは体系的にスキルを学ぶ
- 競合との差別化を徹底して、ブレない戦略づくりをする
- コーチングで稼ぎたいなら行動あるのみ
コーチングは事業であるため、簡単に稼ぐことは難しいです。しかし、コーチングについて学び戦略を考え、行動していくことで結果は必ずついてきます。
コーチングで稼ぐメリットは以下の通りでした。
- 受注単価が高い
- 在庫リスクを抱えない
- 本業のスキルを活かせる
コーチングは副業としても十分に稼げる可能性のあるコスパの良い事業であるため、コーチングを学び、自分の経験やスキルを活かしてコーチングを始めてみてはいかがでしょうか。