社会人として働きながら、臨床心理士の資格取得を検討する方もいますが、資格取得の方法や働き方について悩む方も多いですよね。
本記事では、社会人が臨床心理士になるための具体的な方法や、その将来性、さらに効果的に活躍するためのポイントを解説しています。
新たなキャリアを切り開き、臨床心理士として充実した未来を築くためのヒントをお届けしますので、ぜひご覧ください。
社会人から臨床心理士になるには
社会人から臨床心理士になることはもちろん可能です。
しかし臨床心理士は、資格を取得していないと名乗ることはできませんので、臨床心理士になるためには、指定の大学院で「臨床心理学」に関する修士課程を修了することが必要です。
ですので、社会人の方であれば、本業をしながら日々勉強に取り組むことになり、困難なことも生じると思います。
たとえば時間の確保ができるのか、家族から協力を得られるのかなど事前にしっかり確認しておくことが大切です。
事前にある程度トラブルは予測できると思いますので、ご自身の今の生活から本当に臨床心理士の資格取得ができそうなのか、じっくり考えてみてくださいね。
臨床心理士とは、心の健康に関する専門的な支援を提供する専門職です。
資格取得には努力と時間が必要ですが、臨床心理士としてのキャリアを歩むことで、多くのクライエントさんをサポートすることでき充実感と達成感はとても大きいと言えます。
社会人が臨床心理士になる方法3選
臨床心理士の資格取得には、大学院を卒業する必要がありますので、忙しい社会人の方には、働きながら学べる通信制や夜間のコースを提供している大学院が特におすすめです。
通信制の大学院は、経済的な負担を軽減しつつ、自宅で学べるのが嬉しいポイントです。
費用の目安は次の表のとおりです。
項目 | 費用 |
入試検定料 | 35,000円 |
入学金 | 53,000円 |
授業料・設備費・諸費 | 635,000円×3年分 |
実習費 | 80,000円 |
通信ではなく対面で学びたい方は夜間コースがある大学院がおすすめです。
夜間コースの場合、同じ境遇の方もいらっしゃいますし、社会人の方も多いため、モチベーションを維持しやすいというのがあります。
自宅での勉強は集中できない人や、同じような境遇の方と切磋琢磨して頑張りたい人は夜間コースの大学院がいいと思います。
社会人が臨床心理士を目指す!将来性と年収の変化
臨床心理士の需要は増加しており、その専門知識を持つことで社会での価値がどんどん高まっています。
特に、クライエントさんの心のケアが重要視される現代において、臨床心理士の役割はますます重要になってきているんです。
経験や職場環境によって年収には差がありますが、特に独立開業すれば年収1,000万円を目指すこともできますよ。
心理カウンセラーが仕事がないと言われる理由や将来性について知りたい方は、ぜひ以下の記事をご覧ください。
関連記事:【心理カウンセラーの仕事がない】は事実?将来性はある?
社会人から臨床心理士として活躍する方法
ここからは実際に臨床心理士として働き始めた際に、活躍する方法を紹介します。
- 社会人経験を活かす
- 差別化より独自化
- 無理なく売れる仕組みづくりをする
- 自分にあった集客方法を身につける
社会人経験を活かす
社会人が臨床心理士として活躍するためには、社会人経験を活かすことが有効な方法です。
まず、自分がこれまで培ってきた経験やスキルをカウンセリングに取り入れることで、クライエントさんに対してより具体的で実践的なサポートが提供できると思います。
たとえば、ビジネスの経験があるなら、職場でのストレスや人間関係の問題に対するアドバイスが的確にできますよね。
こうした専門知識に特化したカウンセリングを行うことで、ターゲットとなるクライエントさんが明確になり、結果として集客につながるんです。
仕事や人間関係でストレスを抱えている人は多くいますので、社会人経験のある臨床心理士だからこそ、クライエントさんに寄り添えると僕は思いますよ。
差別化より独自化
社会人から臨床心理士となり活動していくなら自分の独自の価値を見いだすことが大切です。
差別化とは他の臨床心理士と特徴とかぶらないようにずらしていくことを差別化っていうんですけど、そうすると本当の自分とは違うのに無理に特徴を合わせていることになり疲れちゃうんですよね。
差別するのではなく、あなたのこれまでの経験や、考えた方、得意分野などから自分らしいやり方で進んでいくことが「独自化」です。
社会人の方は、さまざま経験をされていると思いますので「独自の価値」は作りやすいと思います^^
独自の価値を見いだすことができれば、ご自身の強みも明確になり、クライエントさんにも自信を持ってサポートできるようになりますよ。
また、差別化ではなく独自化で進めば、競合がいても関係ないんです。
あなたの独自性に惹かれて、濃いクライエントさんが集まってきますので、あなたが「本当にサポートしたい」「貢献したい」と思うクライエントさんに出会えると思いますよ。
無理なく売れる仕組みづくりをする
臨床心理士として活躍するためには、自分らしい方法で無理なく売れる仕組みを作ることが大切なんです。
前述したとおり、自分の価値からサービスを作れば、その価値に共感してくれたクライエントさんだけを集めることができます。
そのため、クライエントさんに安売りせずに選んでもらえるようになるんです。
この仕組ができれば、無理にガツガツ大量行動を取らず、自分に合ったペースで進めることも可能になります。
自分のペースで仕事を進めることは、ストレスを感じずに長続きすることにもつながるので、ぜひ挑戦してみてくださいね^^
無理なく売れる仕組みづくりについて、もっと詳しく知りたい方は、ぜひ「ノンストレス&ファン化★集客完全無料プログラム」の特典からご覧ください。
自分にあった集客方法を身につける
臨床心理士として活躍するためには、自分に合った集客方法を身につけることが重要なんです。
一番大切なのは、無理なく続けられる方法を選ぶことです。
集客方法としては、以下が挙げられます。
- オフラインの交流会に参加して直接コミュニケーションを取る
- SNSやブログ、メルマガを活用して自分の考えや経験を発信する
- YouTubeで発信する
それぞれの方法にはメリットがあり、自分に合った方法を選ぶことで、無理なくファンを増やせるんです。
また、自分らしい発信を心がけることで、自然とクライエントさんとの距離が縮まり信頼関係もできますよ。
長期的に安定して臨床心理士として仕事を続けていくためにも、自分に合った集客をぜひ探してみてくださいね^^
社会人から臨床心理士を目指す前に知っておくべきこと
社会人が臨床心理士を目指す前に知っておくべきこととして、以下の3つがあります。
- 資格取得の過程で多くの学びや自己成長が得られる
- 臨床心理士の資格がなくてもカウンセラーとして活躍できる
- 自分の経験やスキルを活かすことが大切
臨床心理士の資格取得を目指す過程では、学ぶこと自体が自己成長につながり、結果的にクライエントさんに対するカウンセリングの質も向上します。
しかし、臨床心理士の資格がなくてもカウンセラーとして仕事をすることはできるんです。
大切なのは、自分自身の経験やスキルを活かして独自性を見いだし、クライエントさんに寄り添うことなんです。
社会人としての経験を活かして、ビジネスの悩みや家庭の問題など、具体的な事例に基づいたアドバイスができるのは大きな強みになります。
大学院に行って、臨床心理士の資格取得はとても素晴らしいことですが、資格取得にはそれなりの時間と費用もかかります。
どんなカウンセラーになりたいのか、誰をサポートしたいのか、今すぐ臨床心理士の資格取得が必要なのかも、ゆっくり考えてみるといいと思います。
関連記事:カウンセラーには資格なしでもなれる!?働き方や資格取得のメリットとは
まとめ
社会人の方でも、臨床心理士を目指すことは可能です。
最近は、社会人の方向けに夜のコースやオンライン授業を取り入れる大学院も増えてきました。
社会人から臨床心理士になるには、それなりの時間と努力が必要ですが、資格取得後は、多くの悩みをもつクライエントさんをサポートしキャリアを伸ばしていけると思います。
ただ、もしカウンセラーとしてカウンセリングで誰かに貢献したいということであれば、資格がなくてもカウンセラーになれるということは覚えておいてくださいね。
近年は、オンラインでのカウンセリングも主流になってきています。
さまざまな角度からどうやってカウンセラーを目指すべきかも、忙しい社会人だからこそ、しっかり考えてみてください。