カウンセラーに興味を持っているものの、セラピストとの違いがよく分からず、どちらが自分に合っているか分からない人も多いのではないでしょうか。
カウンセラーとセラピストは似ていますが表している領域が異なり、仕事内容や活躍場所、身に着けるスキルなどにも違いがあります。
この記事では、カウンセラーとセラピストの違いを中心に、各特徴や仕事の詳細、活躍のポイントなどについて解説しています。
ぜひ、各違いを明確に理解した上で、自分らしく活躍できるカウンセラーやセラピストを目指しましょう。
カウンセラーとセラピストの違いとは
カウンセラーとセラピストは似ている職業ですが、主に次のような3つの違いがあります。
- 定義と役割
- 求められる資格やスキル
- 勤務先・働き方
両者の違いをよく理解して、自分がなりたい職業像を明確にしていきましょう。
1.定義と役割
カウンセラーとセラピストは、定義や表している領域が異なります。
- カウンセラー:心理学やカウンセリングに特化したアプローチをおこなう職業
- セラピスト:治療や施術をおこなう職業の総称
カウンセラーは、セラピストというカテゴリーの中のさらに専門的な心理領域に特化した職業を表します。
一方、セラピストはカウンセラーや整体師、理学療法士など、身体的・精神的アプローチをおこなう職業全体を表すカテゴリーです。
たとえば、料理ジャンルだと「料理人(カテゴリー)」と「パティシエ(専門領域)」のようなイメージです。
定義は異なりますが、カウンセラーでも総称であるセラピストと呼ばれる場合もあるので、違いについてよく理解しておきましょう。
2.求められる資格やスキル
カウンセラーとセラピストでは仕事内容が異なるので、求められる資格やスキルにも違いがあります。
具体的には、次のようなイメージです。
【カウンセラー】:心理分野の資格やスキルが求められる
・公認心理師
・臨床心理士
・民間カウンセラー資格 など
【セラピスト】:職業によって求められる資格やスキルが異なる
・理学療法士
・作業療法士
・鍼灸師
・柔道整復師
・整体師
・民間セラピスト資格 など
カウンセラーはカウンセリングに関する心理分野の資格やスキル、セラピストはおこないたい治療や施術に関する資格やスキルが必要となります。
セラピストは具体的な職業名ではないので、なりたい職業に合わせて資格やスキルを身につけましょう。
ただし、カウンセラーもセラピストも名称独占や独占業務の対象ではなく、資格がなくてもなれます。
3.勤務先・働き方
カウンセラーとセラピストでは業務内容が異なるので、勤務先にも違いがあります。
主な勤務先は、次のようなイメージです。
【カウンセラー】
- 病院
- 学校
- 企業
- 開業 など
【セラピスト】
- 病院
- 福祉施設
- 治療院
- 開業 など
カウンセラーとは
カウンセラーの特徴や詳細について、次の項目ごとに分けて解説します。
- カウンセラーの仕事内容
- カウンセラーの活躍の場
- カウンセラーになる方法
- カウンセラーに向いている人
カウンセラーへの理解を深めて、自分に合っているか確かめてみましょう。
カウンセラーの仕事内容
カウンセラーは、カウンセリングでクライエントさんの悩みを丁寧にヒアリングし、心理学の知識やスキルを活用して、問題の解決を支援するのが主な仕事です。
カウンセリングと心理療法のみで悩みの解決に導くのが、カウンセラーの大きな特徴なんです。
クライエントさんに親身になって寄り添う姿勢と、悩みを読み取る傾聴力や洞察力、一緒になって問題と向き合うサポート力などが求められます。
カウンセラーの活躍の場
カウンセラーは、次のような場所で活躍が期待できます。
- 病院→心理療法士(カウンセラー)
- 学校→スクールカウンセラー
- 公的機関→心理相談員
- 企業→産業カウンセラー
- 福祉施設→シニアカウンセラー
- 独立→開業カウンセラー など
カウンセラーになる方法
カウンセラーになるのには資格が必要ないので、自分で名乗った時点でカウンセラーになれます。
カウンセラーになるための選択肢は、主に次の3つです。
- 独学で知識やスキルを習得する(資格なし)
- 民間資格を取得する
- 国家資格 権威性の高い資格を取得する(公認心理師、臨床心理士など)
資格は必須ではないですが、取得しているカウンセラーの方が信頼されやすいメリットがあります。
民間資格は、1〜3ヶ月の期間と5〜10万程度の受講費で取得可能です。
国家資格や権威性の高い資格を取得する場合は、大学院の修了や実務経験が必要となるので、6年以上の学習期間と200〜300万の学費がかかります。
カウンセラーに向いている人
カウンセラーに向いている人は、次の項目に当てはまる人です。
- 人に貢献することにモチベーションを感じる人
- 話を聴いて寄り添うのが得意な人
- 共感力が高い人
- 観察力に優れている人
- 常に心理学やカウンセリングに関する情報収集や勉強ができる人 など
カウンセラーに必要な資質を持っていると、楽しみながら高い成果を出せるようになります。
関連記事:心理カウンセラーに向いている人の特徴5選!必要なスキルや働く方法
セラピストとは
セラピストの特徴や詳細についても、カウンセラーと同様に次の項目別に解説します。
- セラピストの仕事内容
- セラピストの活躍の場
- セラピストになる方法
- セラピストに向いている人
カウンセラーとセラピストの全体像を把握した上で、どちらの方がより自分に合っているか確認してみましょう。
セラピストの仕事内容
セラピストは専門的な知識やスキルを活かして、心身に不調を抱えた人の治療や施術をおこなうのが主な仕事です。
仕事内容は職業によって異なり、次のような選択肢があります。
- カウンセリング
- マッサージ
- アロマテラピー
- リラクゼーション など
セラピストのアプローチは、精神的な治療から身体的な施術までさまざまな選択肢があるのが特徴です。
クライエントさんにどのようなアプローチをしたいかをイメージして、具体的な職業を選びましょう。
セラピストの活躍の場
セラピストは、次のような場所での活躍が期待できます。
- 病院 福祉施設→作業療法士、理学療法士、言語聴覚士
- 治療院→鍼灸師、柔道整復師、整体師
- スパ エステ→エステティシャン、マッサージ師、アロマテラピー
- スポーツ施設→トレーナー
- スクール→セラピー講師
- 独立→開業セラピスト など
セラピストはカウンセラーと共通している部分もありますが、職業の選択肢が広いので活躍の場が多いです。
セラピストになる方法
セラピストもカウンセラーと同様で、名乗るのに必要な資格はないので、誰でもセラピストとして活動できるんです。
ただし、どのような施術をおこなうかによって、次のような資格が必要になる場合があります。
- リハビリを支援したい→作業療法士、理学療法士など
- 体の不調を治したい→鍼灸師、柔道整復師、整体師など
- 心身のリラックスをサポートしたい→アロマテラピー、リンパセラピスト、エステティシャン、マッサージ師など
セラピストに向いている人
セラピストに向いているのは、次の項目に当てはまる人です。
- 悩みを抱えている人をサポートしたい貢献心がある人
- 人とコミュニケーションを取るのが好きな人(関わる)
- 悩みや不調に合わせて柔軟な施術ができる人
- 体力 気力がある人
- 常にスキルアップしていく向上心がある人 など
カウンセラーと同様に、クライエントさんに寄り添うサポート力や臨機応変な対応力が求められます。
加えて、セラピストとして活動するためには施術スキルが必要になる場合が多いので、実践志向や成長志向が高い人も向いていますよ。
カウンセラーとセラピストの共通点3選
カウンセラーとセラピストはアプローチや働き方などに違いがありますが、共通している部分も多いです。
具体的には、次の3つが主な共通点です。
- クライエントさんの悩みに寄り添って問題解決のサポートをする
- 資格がなくてもなれる
- 独立開業すれば自分らしく活躍できる
カウンセラーとセラピストは重複している領域があるので、似ている点があることも覚えておきましょう。
1.クライエントさんの悩みに寄り添って問題解決のサポートをする
カウンセラーもセラピストも、悩みを抱えたクライエントさんに親身になって寄り添い、問題の解決をサポートするのが主な役割です。
職業やアプローチの方法に違いはありますが、どちらも他者に対しての思いやりや貢献心が活かせるやりがいのある仕事なんです。
仕事のスタンスが似ているので、求められる知識や資質、資格は共通するものも多くあります。
2.資格がなくてもなれる
カウンセラーもセラピストも業務独占や名称独占の対象ではないので、資格の有無に関わらず、誰でも名乗れる共通点があります。
基本的に資格なしでも活動可能ですが、特定の業務をおこなう場合や施術の種類によっては、以下のように資格が必要になる場合があります。
【カウンセラー】
・医療機関に従事する→公認心理師や臨床心理士+実務経験が必要
【セラピスト】
・医療、リハビリに従事する→作業療法士、理学療法士などの資格が必要
・治療をする→鍼灸師、柔道整復師、整体師などの資格が必要
3.独立開業すれば自分らしく活躍できる
カウンセラーもセラピストも独立して開業すれば、自分で働き方を自由に選べるので、自分に合ったペースとやり方で無理なく活躍できるようになります。
就職や所属する方法も良さはあるのですが、方針や施術方法、ワークスタイルを指定されてしまうので、自分のやり方や適性などが活かせない場合があるんです。
カウンセラーが開業する具体的な方法やメリットについては、以下の記事を参考にしてくださいね。
関連記事:「カウンセラーとして独立開業する方法は?メリットやおすすめの集客方法」
カウンセラーやセラピストが活躍するために必要なポイント3選
カウンセラーもセラピストも、成果を出すために必要なことは共通しています。
自分らしく成功するカウンセラーやセラピストになるために重要なのは、次の3つです。
- 独自性を活かす
- 自然と売れちゃう仕組みを作る
- ガツガツ行動して頑張らない
どちらを目指す場合でも必須となるポイントなので、あらかじめ理解しておきましょう。
1.独自性を活かす
カウンセラーやセラピストとして、自分らしく長期的に活躍し続けるには、独自性を活かすのがおすすめです。
独自性とは、性格や価値観、得意・強み、知識・経験など、自分の個性となる部分のことです。
カウンセリングやセラピー、集客などで独自性が活かせれば、自分の適性を実感しながら楽しんで成果を出せるようになります。
自己分析で自分についての棚卸しをしてみて活かせそうな独自性があれば、積極的に取り入れてみましょう。
自分らしさが活かせているカウンセラーやセラピストは自分に合った仕事ができるので、長期にわたって活躍できるんですよ。
探してみたものの見つからない、活かせなそうなものがない場合は、無理して取り入れようとしなくてもOKです。
活かせそうな独自性が思いつかない場合は時間をかけて探しながら、自分に合った他のやり方を見つけていきましょう。
2.自然に売れちゃう仕組みを作る
楽しみながらゆるく活躍できるカウンセラー、セラピストになるには、必死に頑張らなくても自然に売れちゃう仕組みを作ることが重要なんです。
具体的には、次の施策で売れちゃう仕組みを構築するのがおすすめです。
- 売れちゃうマインド®を身につける
- お願いされるトーク®を身につける
- 自分に合った方向性を見つける
- 自分に合った集客システムを構築する
- ファン化する など
売れちゃう仕組みができれば、毎日頑張らなくてもカウンセラーやセラピストとして安定して活躍できるようになります。
頑張らなくても売れちゃう仕組みができるとカウンセリングやセラピーに集中でき、休みも多く取れるようになるんです。
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3.ガツガツ行動して頑張らない
カウンセラーやセラピストとして自分らしく成功するなら、ガツガツと行動するのはNGなんです。
早く結果を出そうとして無理をしながら頑張るとカウンセリング、セラピーが嫌になり、かえって苦しくなる原因になってしまいます。
ガツガツと行動するのではなく、自分に合ったやり方を見つけることがポイントです。
自分に合った方法でカウンセリングやセラピーができるようになれば、ゆるく楽しみながらやっても自然と結果が出るようになりますよ。
無理せずに自分らしく、楽しみながらやることが成功するためのカギなんです。
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カウンセラー・セラピストとして活躍している成功例
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今回は、自分に合ったやり方を見つけてすぐに成功した塾生さんの例を2つ紹介します。
- ヒーリングカウンセラーの例
- スピリチュアルセラピストの例
これからカウンセラーやセラピストになりたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ヒーリングカウンセラーの例
ヒーリングカウンセラーとして活躍している成田さんは、自分に合った売り方や集客が見つからず、仕事がなかった時期が過去にありました。
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スピリチュアルセラピストの例
スピリチュアルセラピストの源さんは、ゆるく売れる集客塾で売れるマインドセッションを一回受けただけで自分に合った方法が見つかり、セラピストとして活躍しています。
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カウンセラー・セラピストに関するよくある質問
カウンセラーやセラピストと似ている職業や資格との違いについて、次のように解説しています。
- カウンセラーと臨床心理士の違いは?
- 理学療法士とセラピストの違いは?
どちらも関連する職業や資格なので、違いが分からない人はあわせて覚えておくのがおすすめです。
カウンセラーと臨床心理士の違いは?
カウンセラーと臨床心理士の明確な違いは、次の通りです。
- カウンセラー→カウンセリングや心理療法でクライエントさんを支援する職業
- 臨床心理士→日本臨床心理士資格認定協会が運営している心理資格
「臨床心理士」はあくまで資格の名称であって、特定の職業を表すわけではないんです。
臨床心理士資格を取得して、カウンセリング業務をおこなっている人は「カウンセラー」や「心理療法士」などと呼ばれます。
カウンセラーと臨床心理士の特徴やメリット、なる方法などを知りたい人は、以下の記事を参考にするのがおすすめですよ。
関連記事:「カウンセラーと臨床心理士の違いは?特徴やなる方法を解説」
理学療法士とセラピストの違いは?
理学療法士とセラピストは、どちらも同じ意味合いで使用されることがありますが、主な違いは次の通りです。
- セラピスト→悩みや不調を抱えているクライエントさんに対して癒しを与えたり、治療・施術をおこなう職業の総称
- 理学療法士→ケガや病気などで身体や運動機能に支障がある人に対して、理学療法を用いてリハビリをおこなう仕事
理学療法士は具体的な職業名で、セラピストは範囲の広い職業の総称を表します。
まとめ:カウンセラーとセラピストの違いを理解して自分らしく活躍できる働き方を選びましょう
カウンセラーとセラピストは表している領域が異なりますが、共通している部分も多いです。
【カウンセラーとセラピストの違い】
- 定義と役割
- 求められる資格やスキル
- 勤務先・働き方
【カウンセラーとセラピストの共通点】
- クライエントさんの悩みに寄り添って問題解決のサポートをする
- 資格がなくてもなれる
- 独立開業すれば自分らしく活躍できる
カウンセラーとセラピストの違いや特徴、仕事内容・役割などを理解して、自分がやりたいと思った働き方を目指しましょう。
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