資格なしでカウンセラーになりたいと思っているものの、資格を取得しなくてもなれるのか疑問に思っている人も多いのではないでしょうか。
カウンセラーには資格なしでもなれますが、取得した方が良い場合もあることを理解しておくのが大切ですよ。
そこでこの記事では資格なしでカウンセラーになりたい人に向けて、次の内容を解説します。
- 資格なしでカウンセラーになれる理由
- 資格なしでカウンセラーとして働く方法
- 資格を取得しないメリット・デメリット
- 資格の取得がおすすめな人・おすすめではない人
カウンセリングに資格は必要ではない
カウンセラーになるのにも、カウンセリングをおこなうのにも資格は必要ないんです。
資格を取得しなくてもなれるのがカウンセラーの大きな特徴なんですよね。
カウンセリング資格を持たずにカウンセラーとして活動している人は少数ですが、取得しなければ業務ができないわけではないんです。
カウンセリングを行うのに必要な条件も特にないので、自分で「カウンセラー」と名乗れば誰でもカウンセラーとして活動できます。
資格なしでもカウンセラーになれる2つの理由
なぜ、カウンセラーになるのに資格が必要ないのか、気になった人もいるのではないでしょうか。
資格を取得しなくてもカウンセラーになれる理由は、次の2つです。
- カウンセラーは名称独占資格ではないから
- 知識・スキルは独学でも身につけられるから
1.カウンセラーは名称独占資格ではないから
カウンセラーは名称独占資格ではないので、資格の有無に関わらず、誰でも名乗ることができるんです。
名称独占資格とは、有資格者だけが特定の名称を名乗れる資格のことです。
独占業務の対象にもなっていないので、業務に従事する(=カウンセリングを行う)のにも資格は必要ないんです。
必要な知識やスキルを身につけて「カウンセラー」と名乗れば、資格を取得しなくてもカウンセリング業務がおこなえるということになります。
2.知識・スキルは独学でも身につけられるから
資格を取得しないと身につけられない知識やスキルがあると思われがちですが、実は独学でもカウンセリングのノウハウは習得できるんです。
カウンセリング資格の多くが民間資格で、各団体の学習カリキュラムを修了すると、資格が付与される仕組みになっているところが多いです。
ノウハウが分かりやすく体系化されていますが、概ね書籍や教材、ネットなどでも収集できる内容もあるかと思います。
独学でも、民間資格を保有しているカウンセラーと同等もしくは、それ以上の知識・スキルを身につけることが可能ではあると思います。
資格なしでもカウンセラーとして働ける2つの方法
資格を取得せずにカウンセラーとして働く具体的な方法を知りたい人も多いと思います。
カウンセラーとして資格なしで働く場合は、次の2つの方法がおすすめですよ。
- 民間の施設や企業で実務経験を積む
- 独立開業して活動する
カウンセラーになると、自分の強みや持ち味を活かして多くの人に感謝される働き方ができます。
資格の取得にこだわらず、自分に合った方法でカウンセラーを目指しましょう。
1.民間の施設や企業で実務経験を積む
資格を取得せず、カウンセラーになりたい人におすすめなのが、民間のカウンセリング施設で実務経験を積む方法です。
就職してすぐにカウンセリングはできませんが、先輩カウンセラーのサポートや研修を通して手法を学びながら、徐々に経験が積めるようになります。
カウンセラーに資格は必要ないからこそ、スキルや実践経験は非常に重要なんです。
実際のカウンセリングを見て、実践形式でレベルアップしていきたい人に合ってるかもしれないですね。
ただ実務経験を積むだけではなく、スキルや知識を一緒に磨いていきたい方は、カウンセリングの協会に所属してみるのもよいでしょう。
実務経験の根拠や裏付けとなるスキルや知識を得られると思います。
2.独立開業して活動する
カウンセラーとして、資格を取得せずに活躍していきたい人におすすめの方法が独立開業で、個人的にはこれが一番良いと思います。
企業や専門機関に就職するとなると、資格や実務経験が求められる場合がほとんどなので、無資格で従事するのは難しいんですよね。
あなたに合った方法で集客をして、ゆるく売れる仕組みが作れれば、就職して働くよりも「この人の役に立ちたい!」と心から思えるクライエントさんに貢献しながら稼げちゃったりするので。(稼ぐが重視の人はオススメしないです)
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また、カウンセラーとしての開業に興味を持った方は、以下の記事で詳しい手順やポイントを参考にしてみてくださいね。
関連記事:カウンセラーとして独立開業する方法って?5つのステップで解説
カウンセラーの資格を取得しないメリット3選
カウンセラーを目指す際に多くの人が資格を取得しますが、あえて取得しないメリットは次の3つです。
- すぐにカウンセラーとして活動できる
- 時間やお金がかからない
- 方向転換しやすい
資格を取得するメリットばかり取り上げられていますが、取得しないメリットがあることも理解しておきましょうね。
1.すぐにカウンセラーとして活動できる
カウンセラーは資格が必要じゃないので、すぐにでもカウンセリングを始められちゃいます。
資格を取る場合は取得後に活動を始めるケースが多いので、カウンセリングを始めるのは数ヶ月〜数年先になることもあるんです。
一方、資格を取得しない場合は、思い立ったその日からカウンセラーとして活動できます。
2.時間やお金がかからない
カウンセラー資格を取得しない大きなメリットは、高額な費用や多くの時間を使わなくて良い点です。
医療・公的機関でほぼ必須の公認心理師や臨床心理士は、大学・大学院の修了や実務経験が必要なので、数百万もの費用と6年以上の期間がかかります。
資格を取得しない場合は高額な学費を払って大学に通う必要がなく、多くの時間やお金をかけずにカウンセラーになれるんです。
ただ、カウンセラー資格には、医療や専門機関で必須となる取得難易度が高いものだけでなく、短期間で簡単に取得できる民間資格もあります。
取得条件は特に指定されていないものが多く、学習期間は2〜6ヶ月程度で費用は数万〜数十万と、必要最低限の費用と時間でカウンセラー資格が取得できちゃいます。
民間資格でも、カウンセリングに必要なスキルやクライエントさんからの信頼は得られるので、資格が気になる人は検討してみるのがおすすめですよ。
3.方向転換しやすい
資格を取得しない場合、大きな費用や時間がかかっていないので、方向性を変えたり転職したりしやすいんです。
カウンセラー資格の中でもっとも権威性が高い公認心理師や臨床心理士の場合は、数百万+6年以上かかるので、向いていないと感じても簡単には辞められません。
辞められないプレッシャーを感じながらカウンセリングをしているとクライエントさんの話に集中できないですし、ストレスを感じる場合が多いんですよ。
カウンセラーとして活動しながら、ジャンルやスタンスなどの方向性を柔軟に変えたり、他のサービスと組み合わせたりできるのが、資格を取得しないメリットなんです。
カウンセラー資格を取得しないデメリットはある?
資格を取得しないメリットがある一方、資格がないことで不利になる場合もあるんです。
資格を保有していないカウンセラーが感じやすいデメリットは、主に次の3つです。
- 知識・スキル不足になりやすい
- 応募できる求人が限られる
- 周囲やクライエントさんからの信頼を得づらい
費用や時間がかからずすぐにカウンセリングができるからといって、上記のようなデメリットを知らずに、資格なしでカウンセラーになるのはリスクが高いんです。
いずれもカウンセラーにとって重要となる部分ばかりなので、資格なしで活動するのは、上記の項目全てに納得できる場合のみにしましょう。
カウンセラー資格の取得がおすすめな人2選
ここまでカウンセラー資格の有無について解説してきましたが、結局のところ、自分には資格が必要なのかそうでないのか判断するのって難しいですよね。
- クライエントさんから信頼を得たい人
- 知識・スキルを証明したい人
1.クライエントさんから信頼を得たい人
クライエントさんに安心感を持ってもらうためにも、カウンセラーの資格はあるといいんです。
資格がなくても日々のコミュニケーションで信頼をつかみ、安心感を提供できるようにはなります。
しかし、まだ接点のない状態で安心してもらうためにはやはり、資格は重要なんです。
初回のセッションでクライエントさんが安心してお話をできるように、カウンセラーの資格はおすすめです。
カウンセラーは誰でも名乗ることができますが、その中からクライエントさんから依頼されるには、やっぱり資格があった方がいいですね。
もちろん資格がなくても、クライエントさんに貢献していくことで信頼関係を築くことはできます。
ただ、クライエントさんの立場になって考えると、資格があった方が安心ですよね。
2.知識・スキルを証明したい人
カウンセラーとしての知識・スキルを証明し、周囲やクライエントさんからの信頼性や自身の権威性を高めたい人も資格取得がおすすめです。
民間資格でも資格を持っていると、一定の知識・スキルを有している証明になります。
有資格者と無資格者では資格を保有している方が信用されやすいので、高い信頼を獲得したい人や機会損失を避けたい人は取得を検討してくださいね。
カウンセラー資格の取得をおすすめできない人2選
先ほどのおすすめに当てはまらず、次の2つに当てはまる人は資格を取得しない方が良いでしょう。
- すぐにカウンセラーとして活動したい人
- 時間やお金をかけたくない人
周りに左右されず、自分の状況に合わせて資格の必要性を判断しましょうね。
1.すぐにカウンセラーとして活動したい人
最低限の知識やスキルだけ身につけて、すぐにカウンセラーとしてカウンセリングしていきたい人は、資格取得をおすすめしません。
カウンセラーは業務独占資格ではなく、資格を持っていなくても活動できるため、無理に急いで取得する必要はないんです。
資格取得によって得られる権威性よりも、カウンセリングの実績を重視したい人は、実践経験を積むことを優先するのがおすすめです。
カウンセラー資格を持っていなくても、見習いとして採用してくれるカウンセリング施設も、中にはあります。
現場で場数を踏み、経験を重ねていく上で資格の必要性を感じたら、そこから取得を目指すのが良いでしょう。
2.時間やお金をかけたくない人
時間やお金をかけずにカウンセラーとして活動したい人も、無理に資格を取得しない方が良いでしょう。
カウンセラー資格を取得する場合、次のような費用や時間がかかります。
費用 | 期間 | |
公認心理師・臨床心理士 | 数百万 | 6年以上 |
民間カウンセラー資格 | 数十万~数百万 | 2~6ヶ月程度 |
資格取得にかける予算がない人、1〜2ヶ月でカウンセラーになりたい人は資格を取得せずに、独学で知識・スキルを習得するのがおすすめです。
書籍や動画を活用して学習するだけでもカウンセリングに必要な最低限の知識やスキルは身につきますよ。
独学で身につけたノウハウを活かして、実践経験をどんどん積み重ねていきましょう。
まとめ:資格なしでもカウンセラーにはなれるが、取得するメリットも大きい
カウンセラーには資格の有無に関わらずなれます。
ただし、資格がないと不利になる場合がある点も頭に入れておいてくださいね。
最後に資格を取得しないメリットとデメリットをもう一度確認していきます。
メリット
- お金や時間がかからない
- すぐにカウンセラーとして活動できる
- 方向転換しやすい
デメリット
- 知識・スキル不足になりやすい
- 応募できる求人が限られる
- 周囲やクライエントさんからの信頼を得づらい
いずれにしても、あなたの魅力をクライエントさんに知ってもらうことがカウンセラーとして活躍するには欠かせません。
あなたの経験やスキル・特技といった独自の価値を自分自身で理解することから始めてみてくださいね。