臨床心理士は年収1,000万以上稼げると耳にしたことがあるものの、本当に稼げるのか疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
臨床心理士は働き方次第で、高収入を狙える可能性が十分にあります。
ですが、年収ばかりに意識が向いていると、ガツガツとした行動や自分に合わないやり方を続けて、どんどん疲弊してしまう危険性があります。
そこでこの記事では、臨床心理士の年収事情や、自分に合ったやり方で無理なく高収入を目指すための方法について解説しています。
臨床心理士で年収1,000万は目指せる？
臨床心理士は働き方次第で、十分に年収1,000万を目指せるチャンスがあります。
ただし、臨床心理士ならどのようなやり方でも達成できるわけではなく、高収入を目指すには、働き方が非常に重要なポイントになります。
臨床心理士の平均年収
臨床心理士の平均年収は、次の通りです。
- 約420万（出典：令和3年賃金構造基本統計調査「その他の保険医療従事者」の給料より）
- 約370万（出典：求人ボックス 臨床心理士の仕事の年収・時給・給料より）
日本の平均年収は2022年時点で458万なので、臨床心理士の年収は全体平均よりも低いことが分かります。
出典：国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査より
高収入を目指せる職業なのに、なぜ全体平均よりも年収が低いのだろうと疑問に思った人もいると思います。
臨床心理士の平均年収の低さに大きく関係しているのが、心理職の雇用体系です。
臨床心理士は非常勤や非正規、パートなどでの採用が多いため、全体の年収が下がる原因になっているのが現状です。
ですが、独立開業をすれば臨床心理士でも平均年収以上の高収入を十分目指せるんですね。
独立開業で臨床心理士が高収入を狙える理由については、「臨床心理士が独立開業で年収1,000万を目指せる3つの理由」で詳しく解説しています。
臨床心理士で年収1,000万を目指せる働き方2選
臨床心理士が高収入を目指せる働き方は、主に次の2つです。
- 独立開業して個人で活動する
- 大学や研究機関に勤務する
大学教授や専門機関の研究職は就職の難易度が非常に高いですが、独立開業をすれば臨床心理士として高収入を得るチャンスが誰にでもあります。
臨床心理士は雇用・給与体系の関係上、高収入を狙える選択肢が少ないので、必ずどのような手段があるか理解した上で行動しましょう。
1.独立開業して個人で活動する
企業や専門機関に所属せず、独立して個人で活動する開業カウンセラーなら、年収1,000万以上も目指せます。
独立開業をすれば月給や時給などの固定給ではなく、売上報酬制になるので、短期間で飛躍的な売上・年収アップが狙えるんです。
一方、就職する場合は平均年収あたりの収入になる可能性が高く、勤続年数を重ねながらキャリアアップを図ったとしても、大幅な昇給は見込めません。
2.大学や研究機関に勤務する
臨床心理士として高収入を目指せるのが、次のような働き方です。
- 大学に教授として勤務する
- 研究機関に心理学者（研究職）として勤務する
大学や研究機関での勤務は、どちらも高収入が狙える貴重な選択肢なんです。
臨床心理士として就職し、年収1,000万以上稼いでいる人はごくわずかで、その多くが上記のような権威性の高い役職の人です。
臨床心理士で高収入を目指すなら独立開業がおすすめ！
これから臨床心理士として高収入を目指していくなら、独立開業するのが圧倒的におすすめです。
カウンセラーとして独立開業すれば、求人の有無や就職・所属先などに一切左右されずに、平均年収を大幅に上回る高収入が狙えます。
臨床心理士は非正規雇用が多く、平均年収も相場より低めなので、就職して平均を大幅に超える金額を稼ぐのは、ほぼ不可能と言って良いでしょう。
雇用や給与の影響を受けずに高収入を目指すなら、自分のやり方で無理せず収入アップが狙える独立開業を選びましょう。
カウンセラーが独立開業する具体的なメリットや手順などについては、次の記事の内容を参考にしてみてくださいね。
臨床心理士が独立開業で年収1,000万を目指せる3つの理由
非正規雇用が多く、平均年収も全体平均より低い臨床心理士が、独立開業で高収入を目指せる理由は、主に次の3つです。
- 契約を受注した分だけ売上になる
- 集客の方法を自分で決められる
- クライエントさんに貢献できる
臨床心理士は開業するメリットが非常に大きいので、上記の利点を考慮して働き方を決めていきましょう。
1.契約を受注した分だけ売上になる
独立開業では契約を獲得した分だけ売上となり、収入がアップしていくため、多くの人からお願いされる売れっ子になれば、年齢や経験にかかわらず高収入を狙えます。
就職する場合は、月給や時給などの給与体系となるため、契約やセッション数にかかわらず金額は固定で、高収入を狙えるような大幅な昇給もありません。
経験やスキル、努力、行動量などが全く同じでも、働き方や働く場所が違うだけで年収は大きく変わるんです。
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2.集客の方法を自分で決められる
臨床心理士として独立開業すれば、自分で集客の方法を自由に決められます。
人からの紹介やSNSなど、自分が好き・得意な手段で無理なく人を集めて売上を伸ばせるのが、独立開業のメリットです。
ジャンルやニーズからターゲットを考え、独自の価値を提供しながら集客をすれば、貢献したいと思ったクライエントさんだけをカウンセリングできます。
個人で活動する開業カウンセラーは、集客の成果がそのまま自分の収入に直結するので、先ほど解説した契約数を上げるには、集客が非常に重要です。
自分に合った集客方法を見つけて、「集客」と「契約獲得」の2つで成果が出せれば、長期的に活躍し続けられるカウンセラーになれますよ。
3.クライエントさんに貢献できる
独立開業した臨床心理士なら、プランやセッションの内容を自分で決められるため、愛情や思いやりを活かして、クライエントさんに最大限の貢献ができます。
この後に紹介する「売れちゃうマインド®」を身につければ自分自身が充実しつつ、社会貢献でき、さらに長期的に活躍できます。
就職や所属する働き方だと、プランやカウンセリングの内容、方針を指定されるため、自分が思っているようなやり方で貢献ができないんです。
臨床心理士で年収1,000万を目指す前にやるべきこと3選
臨床心理士は開業すれば誰でも高収入を得られるわけではなく、売れるためには次の3つの事前準備が必須です。
- 売れちゃうマインド®を身につける
- お願いされるトーク®を身につける
- 自分に合った方向性（独自性）を見つける
上記ができていないと、頑張っても全然稼げない年収の低いカウンセラーになってしまいます。
そうならないためにも、頑張らずに高収入が狙えるカウンセラーの土台を作っておきましょう。
1.売れるマインドを身につける
臨床心理士として高収入を目指すためには、売れちゃうマインド®を身につけることが重要です。
クライエントさんからお金をいただくことに対して遠慮や申し訳なさがあると、高収入を得るのは難しいんです。
頭ではわかっていても罪悪感があると、思うように売れずに高収入が得られないだけでなく、行動できない原因にもなってしまいます。
- 売り込み（営業）が苦手
- 料金提示に罪悪感がある
- お金を受け取ることに抵抗や罪悪感がある
- 安い方が売れると思っている
- お金が汚い、怖いと思っている など
上記の状態のまま活動していると上手くいかない可能性が高いため、まずは売れちゃうマインド®を作ることが大切です。
罪悪感ではなく、あなた自身やあなたのサービスへの自信が重要なんです。
売れちゃうマインド®について詳しく知りたい人は、ぜひ下記の動画を見てみてくださいね。
2.お願いされるトークを身につける
臨床心理士が高収入を目指すには多くの人から依頼され、売れ続ける必要があります。
売れるためには、営業スキルやセールストークが必要だと思われがちですが、実は大きな間違いなんです。
お客さんの立場になって考えてみるとすぐに気づきますが、売り込みが強い人から商品を購入しよう、サービスを利用しようとは思わないですよね。
買いたくなるどころか、不信感や不快感を抱く人が多いと思います。
売れ続けるために必要なのは、「この人に悩みを解決してもらいたい！」と思われるような”お願いされるトーク”です。
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3.自分に合った方向性（独自性）を見つける
臨床心理士が年収アップを目指すには、自分の独自性を活かせる最適なやり方を見つけることが重要になります。
いくら、高収入を狙える方法だとしても、そのやり方が自分に合っていなければ上手くいかず、思うように成果も出ない可能性が高いです。
例えば、自分の独自性を出せるのは次のような部分です。
- カウンセリングのジャンル
- ターゲット（お願いされたいクライエントさん）
- 集客手段
- キャラクター（人柄やスタンス）
- クライエントさんへの寄り添い方 など
自分に合った方法でゆるく楽しみながら続けるのが、無理なく高収入を目指す上で重要なポイントです。
売上を伸ばすために、自分に合わないやり方で無理してガツガツ行動する必要はないんです。
臨床心理士で年収アップするために有効な5つの方法
臨床心理士が独立開業して、年収アップや集客の安定を目指していくには、次の5つの施策をおこなうのがおすすめです。
- 自分に合った方法で集客する
- 集客を仕組み化する
- リピート率を上げる
- セッション・プラン料金を適正価格にする
- ガツガツと売り込まない
先ほど紹介したやるべきこと3選とセットで実践すれば、目に見えて成果が出やすくなるでしょう。
1.自分に合った方法で集客する
臨床心理士が高収入を得るには、自分に合った集客方法でクライエントさんを集められるかが重要です。
自分に合った方法を選ばないと集客自体が苦痛に感じるため、ストレスや挫折などで続けられなくなってしまいます。
集客は、わざわざ自分が苦手な方法でやる必要はなく、得意・好きだな、無理なく続けられそうだなと思った方法でやれば良いのです。
たとえば、集客には次のような選択肢があります。
- 知人からの紹介（オフライン）
- ホームページ
- ブログ
- SNS
- メルマガ
- 広告 など
自分に合っているか、向いているかどうかは実際にやってみないと分からないため、興味がある方法を試してみると良いです。
始めた後も長く続けようと思う必要はなく、苦手だな、何か違うなと感じたら無理せずにやめてOKです。
自分に合わなかったときは、別の選択肢を試してみましょう。
2.集客を仕組み化する
臨床心理士として高収入を狙うなら、自分に合った集客方法を選んだ上で、集客を仕組み化（自動化）するのがおすすめです。
集客をしていると必ずと言って良いほど、「契約や売上が安定しない」「時間がかかりすぎる」「集客のせいでセッションの時間がない」などの悩みが出てきます。
集客が自動化できれば集客に悩んでいる人も、セッションにかける時間が足りなくなっている人も、負担軽減と売上アップが一度に狙えます。
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3.リピート率を上げる
高収入を得るために売上アップを目指すなら、セッションのリピート率を上げることが重要です。
リピート率が低いと、集客で新規のクライエントさんをどんどん獲得していかなければ売上が維持できず、収入も安定しません。
一度、カウンセリングを受けているクライエントさんなら、すでに信頼関係が築けているため、新規のお客さんよりも契約につなげやすいです。
新規顧客の獲得も重要ですが、収入を安定させる＋高収入を狙うには、セッションのリピート率を高める工夫が必要になります。
具体的には、次のような施策がおすすめです。
- セッション後も丁寧にフォローする
- 積極的にコミュニケーションを取る
- 自分or自分のセッションならではのメリットを作る など
クライエントさんへの思いやりや貢献が、売上アップやリピートにつながりますよ。
4.セッション・プラン料金を適正価格にする
セッションやクライエントさんの数、行動量を変えずに売上をアップさせるには、セッションやプランの単価を段階的に上げていくのがおすすめです。
同じ商品と労力でも価格が違うだけで、売上は何倍にもなります。
もちろん、クライエントさんのことを考えず、自分が利益を得るためだけに値上げしようとするのはNGです。
売れちゃうマインドでも紹介した通り、価格が安いから売れる、安いからクライエントさんにとって良いとは限りません。
売れないマインドから売れちゃうマインドに切り替えて、スキルアップをしながら同時に単価アップしていきましょう。
単価を上げるために必要なスキルやノウハウの習得、情報収集なども忘れないようにしてください。
売上を最大化することが事業の目的ではない人は無理に料金を上げる必要はなく、自分に合ったビジネスモデルを確立するのがおすすめです。
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5.ガツガツと売り込まない
お願いされるトーク®でも紹介した通り、売上を上げたいからといってガツガツと売り込んだり、営業トークを展開したりするのは絶対にNGです。
無理に売り込もうとすると売れないですし、売れたとしてもクライエントさんはお願いされたから購入したというスタンスになるため、満足度が低くなりやすいんです。
接点を持つ際は売り込みやアピールをするのではなく、まずは興味を持ってもらえる、信頼関係を築くためのコミュニケーションを取りましょう。
まとめ：臨床心理士は独立開業すれば無理せず高収入を目指せます！
臨床心理士は就職で高収入を目指すのは正直難しいですが、独立開業すれば誰でも高収入を狙えるチャンスが十分にあります。
開業して短期間で着実に年収をアップさせていくためにも、重要なポイントをあらためておさらいしていきます。
【開業前にやるべきこと】
- 売れちゃうマインド®を身につける
- お願いされるトーク®を身につける
- 自分に合った方向性（独自性）を見つける
【開業したらやるべきこと】
- 自分に合った方法で集客する
- 集客を仕組み化する
- リピート率を上げる
- セッション・プラン料金を適正価格にする
- ガツガツと売り込まない
自然に売れちゃう土台をしっかりと作り、クライエントさんに最大限貢献することを第一に考えて行動すれば、ガツガツと行動しなくても収入が上がっていきます。
また、カウンセラーで独立開業したい方や収入アップに興味がある方は、ぜひ下記のプログラムもご覧ください。